基礎知識 ウォーミングアップとクールダウンってなんで大事なの?
ウォーミングアップは、心筋虚血や重症心不全の患者さんには低強度かつ健常人よりも長め(3分ほど)で行うことで運動早期の過換気や呼吸困難感、重篤な不整脈の出現を防ぐことができます。クールダウンは、2分以上3分近く行うことで静脈還流量の急激な減少や心拍出量・冠血流量の低下、血管迷走神経反射を防ぐことができます。適切なウォーミングアップとクールダウンを行うことで安全かつ効果的に負荷をかけていくことができるので、その点を考慮して患者さんに指導してみましょう。