【完全保存版】心臓リハビリテーション指導士とは?受験資格から合格へのロードマップ

心リハ指導士
こ~だい
こ~だい

最近、心リハ指導士を取得しようと考えているんだけどどういった手順で進めていけばいいかわからないんだよね。

ゆ~き
ゆ~き

心リハ指導士を取得するには、いろいろな手順を踏まなければならないからわかりにくいところが多いよね。

こ~だい
こ~だい

そうなんだよ…。だから心リハ指導士を持っているゆ~きに心リハ指導士ってどのような資格でどういった手順で取得すればいいか教えてほしいな。

ゆ~き
ゆ~き

おっけー!じゃあ今回は、心リハ指導士の概要から資格の取得方法について解説していくね。

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はじめに

今回は、筆者であるゆ~きが取得している心臓リハビリテーション指導士(心リハ指導士)の概要および資格取得方法について解説したいと思います。

今後、心リハ指導士を取得しようと考えている方は必見です!

心臓リハビリテーション指導士とは?

-指導士資格認定試験準拠- 心臓リハビリテーション必携には、以下のように定義されています。

心リハに携わる者の知識を標準化し、職域に捕らわれずに心リハを実施できるようにするための者である。

「-指導士資格認定試験準拠- 心臓リハビリテーション必携」増補改訂版より引用.

また、日本心臓リハビリテーション学会のWebサイトでは以下のように示されています。

包括的心臓リハビリテーション実施に必要な知識と技術を有し、その理念を理解するものを日本心臓リハビリテーション学会認定心臓リハビリテーション指導士として認定し、心疾患の治療・予防に種々の職域の者の積極的な参加を可能とし、普遍的な包括的心臓リハビリテーションの定着を期待するものである。」

日本心臓リハビリテーション学会 規則・施行細則より引用.

つまり、医師、看護師、理学療法士など、心リハに携わる多職種が「専門職として標準化された質の高い心リハを提供できる」ことを証明するための認定資格です。

どんな資格?

心臓リハ指導士は、日本心臓リハビリテーション学会が認定する専門資格です。以下の国家資格等を有する者が取得することができます。

医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技師、
臨床心理士、公認心理師、作業療法士、あるいは健康運動指導士を有する者
が取得することができます。

取得するメリット(キャリア)

心リハ指導士を取得することで、心リハに必要な標準的な知識を体系的に学ぶことができ、圧倒的なスキルアップに繋がります。

また、施設基準(心大血管疾患リハビリテーション料)に関わる重要な資格であるため、職場によっては給料アップ(資格手当)の対象となりますし、転職時の強力なアピールポイントにもなります。心リハに携わるなら、ぜひ取得しておきたい資格です。

【重要】受験資格の壁をクリアしよう

必須となる条件(4つの壁)

心リハ指導士を取得するためには、以下の4つの条件をすべて満たす必要があります。

  1. 対象資格を有していること
  2. 一定期間、学会に在籍していること
  3. 一定の実務経験があること
  4. 試験前に対象の講習を受けていること

具体的には、心臓リハビリテーション学会では、以下のように示されています。

心臓リハビリ指導士資格認定試験を受験する者は、

  1. 本委員会主催の講習会を当該年度に受講していること
  2. 医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技師、
    臨床心理士、公認心理師、作業療法士、あるいは健康運動指導士のいずれかの資格を有していること
  3. 申請時に本学会会員であり、申請時の直近2年以上継続して会員歴があること
  4. 心臓リハビリ指導の実地経験が1年以上あること、または心臓リハビリ研修制度により受験資格認定証の交付を受けていること

以上の4条件を満たす必要があります。また、受験申請の際には10例の症例報告(自験例報告)を提出する必要があります。そのうえで、書類記載の誤りや会費納入状況を調査して受験許可をします。

日本心臓リハビリテーション学会: https://www.jacr.jp/jacrreha/system/rule/

特に注意が必要なのが「2年以上の会員歴」です。「受験しよう!」と思った年に慌てて入会しても、受験できるのは2年後になってしまいます。まずは入会を済ませておくことが最優先です。

また、受験申請の際には10症例の症例報告(自験例報告)を提出する必要があります。これらの書類審査を通過して初めて、受験許可がおります。

最大の難関!「症例報告(10症例)」の攻略法

どんな症例が必要?

日本心臓リハビリテーション学会によると、対象となる疾患は、以下の7つから選択して10症例必要であることが示されています。

対象疾患
1.急性心筋梗塞
2.狭心症
3.開心術後
4.大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管疾患術後)
5.経カテーテル大動脈置換術(TAVI)後
6.慢性心不全
7.間欠性跛行を呈する末梢動脈閉塞性疾患

認定試験(筆記)の概要と勉強法

試験の形式と難易度

試験形式は、筆記試験で50問/60分の設問に対し、五者択一、一部2問選択のマークシート方式となっています。私が受験した試験では、2択問題が10問ほどありました。

難易度は「中等度」と考えられます。ここ5年間の合格率データを見てみましょう。

  • 平均合格率: 約75.47%(5年間平均)
  • 推移: 年度によって合格率に約10ポイントの差があり、決して油断できない試験です。

【独自分析】ここ5年間の職業別合格率 私が過去5年間のデータを独自に集計・分析しました。職種によって合格率に差があることが分かります。

職業平均標準偏差最小値最大値中央値
作業療法士61.87.055.87058.8
健康運動
指導士
48.87.8338.56050
医師99.60.4099.210099.3
理学療法士72.65.6266.579.374
看護師48.910.234.862.350
管理栄養士68.320.75010066.7
臨床工学技士
臨床心理士
臨床検査技師82.716.766.710080
薬剤師94.65.688.910095

平均合格率を見ると、医師が最も高く、次いで薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の順に高い傾向にあります。看護師や健康運動指導士の方は、早めの対策が必要かもしれません。

必須テキスト「心臓リハビリテーション必携」

試験問題のほとんどは、公式テキストである「心臓リハビリテーション必携」から出題されます。 学会HPでも以下のように示されています。

日本心臓リハビリテーション学会ホームページの「心臓リハビリ指導士養成カリキュラム」、関連学会のガイドライン心臓リハビリテーション必携などから、マルチプルチョイス方式で出題されます。

講習会ではテキスト「心臓リハビリテーション必携」を使用します。販売は事務局等で扱っていますので、講習会・試験の前に購入することをお勧めいたします。

日本心臓リハビリテーション学会: https://www.jacr.jp/jacrreha/beginner/

他の参考書に手を出すよりも、この「必携」を徹底的に読み込むことが合格への近道です。

試験勉強に必須となるテキスト「心臓リハビリテーション必携」は、Amazon等の一般書店では取り扱われていません。 以下の学会公式サイトからのみ購入可能です。

👉 購入はこちら:日本心臓リハビリテーション学会 図書購入ページ

おすすめの勉強スケジュール

心リハ指導士試験は、例年7月の第三週(月/祝)、学術集会の翌日に行われます。 また、最大の山場である「症例報告」は、その年の4月中に提出する必要があります。

これらを踏まえた、おすすめのスケジュールはこちらです。

症例報告書の作成期間(前年12月~)

自施設が循環器科を有する病院であれば、前年の12月~1月頃から症例選定と作成を開始することをお勧めします。 理由は、10症例を「疾患の偏りなく」集める必要があるからです。「あと1例、大血管疾患が足りない!」と直前で焦らないよう、余裕を持った期間設定が必要です。

試験勉強期間(4月~7月)

症例報告書を提出した4月以降から、本格的な試験勉強を始めましょう。 まずは症例報告を完璧に仕上げることが最優先です。4月から「必携」を中心に読み込み、7月上旬までに一通りの範囲を終え、最後の1~2週間で総復習を行うのが王道のパターンです。

合格後の流れと更新について

5年ごとの更新が必要

心リハ指導士は「取ったら終わり」ではありません。取得してからが、果てなき心リハのみちへの第一歩です。 有効期間は5年間で、更新には以下の要件を満たす必要があります。

心臓リハビリテーション指導士は、認定を受けた年から5年を経たとき、資格更新の認定を受けなければ、引き続き心臓リハビリテーション指導士を称することができません。

日本心臓リハビリテーション学会:https://www.jacr.jp/jacrreha/update/update/

更新に必要なポイントについては、同様に以下のように示しています。

資格更新認定に必要な5年間に取得すべき研修単位数は、50単位とする。

学術集会及び講習会参加による研修単位は以下に定める。

(1)日本心臓リハビリテーション学会学術集会に参加15単位本学術集会については、当該認定期間内に最低1回参加すること。
(2)日本心臓リハビリテーション学会学術集会における、一般演題、シンポジウム等における演者として発表 10単位

日本心臓リハビリテーション学会: https://www.jacr.jp/jacrreha/system/rule/

更新には「症例報告」は不要ですが、学会参加や発表による単位取得(ポイント)が必要であることを忘れないようにしましょう。

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さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございます。

今回は、心リハ指導士の資格試験の概要から合格へのロードマップについて解説しました。心リハ指導士試験には、4つの条件があり、それをクリアしつつ10症例の症例報告書を作成する必要があることが分かったかと思います。受験から合格までの道のりがイメージできるようになれたのなら幸いです。

今後は、模擬問題なんかも作成していこうかと思いますので楽しみにしていてください。

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